皐月 「ねぇねぇ、思ったんだけどさ。休日ってどうやって過ごしてるー?友達と遊ぶ以外で…」 達二 「また、お前唐突に……」 啓介 「要するに暇な時何してるかだろ?」 皐月 「そうなるねー…」 雪奈 「そうだねぇ…私はTSUTAYAとかで借りたDVDを観てるかな」 啓介 「あ、俺も時々やるな。それ。結構暇つぶしにはなるんだよな〜」 雪奈 「だよね〜。後、安いから結構借りちゃうんだよね〜」 啓介 「ああ、判る判る〜。それで返却日までに観れなかったって事ないか?」 雪奈 「あるある!それでこんなに借りるんじゃなかったって後悔する〜」 啓介 「だよな〜あるよな〜俺もそれでいくら金を無駄にした事か……」 雪奈 「あはは……私もだよ……」 皐月 「ジ――――」 達二 「ジ――――」 真弓 「ジ――――」 啓介 「…そ、そういや、暇な時何するかって話だったな。DVD観る以外には……古本屋とか行って立ち読みだな…達二、お前は何してんだ?」 達二 「俺か?俺は……家事か、もしくは買い物かなぁ〜。よく暇な時にブラブラしてると特売品とかがある事があるんだよ。そういう時は、マジラッキーって思うんだよなぁ〜」 一同 「(――休みの日にも散策買い物かよッ!流石主夫ッ!!……つか、もっと学生らしく過ごそうよ!!高校生ッ!!――)」 雪奈 「そ、そうなんだぁ〜。じゃあさ、皐月ちゃんは何してるの?」 皐月 「ん――…私?…ん――…ネトゲ」 一同 「(――なんだろ…暇つぶしにゲームってよくあるけど……この人が言うと将来的に何か不安でならない――…――)」 雪奈 「さ、皐月ちゃんらしいね…まゆちゃんはどういう風に過ごしてるの?」 達二 「あ、それ俺も気になった…真弓さんってどう過ごしてるんだ?」 真弓 「変態…」 達二 「えぇッ!!変態って……いや、別に真弓さんのプライバシーを覗こうってつもりはないよ………ただ、ちょっと気になっただけで…」 真弓 「変態…」 達二 「いや、だか――」 真弓 「変態…」 達二 「……………(落ち込んで地面にのを書き出す)」 啓介 「で?真弓さんはどうやって過ごしてるんだ?」 真弓 「読書…」 雪奈 「あ〜あ、まゆちゃんらしいね〜」 皐月 「それはイメージ通りだよ」 達二 「ちょっと待てッ!!普通にスルーされそうだから言うが、何かおかしくないか?何で俺の時は変態って言って答えてくれなかったのに、啓介の時はあっさり答えたんだ?差別だろ?これ?なぁー…」 皐月 「いや、達二…仕方ないよ…」 雪奈 「仕方ないよ…達二くん…」 啓介 「仕方ねーよ…達二…」 達二 「お前らさっきから何で諦めたような眼で俺を見てんだよッ!!かなり失礼だぞッ!!」 啓介 「…いや、だって…達二、お前…さっき真弓さんを見てた眼が…(視線を逸らす)」 雪奈 「うん…眼が…ものすごく…(視線を逸らす)」 皐月 「…いやらしかったから…………(視線を逸らす)」 達二 「全然いやらしくねーよッ!!!つか、眼逸らすなッ!!」 皐月 「…まゆちゃんに…変態って言われても」 啓介 「仕方ないっていうか……なぁー?…」 雪奈 「う、うん…」 達二 「いやッ!!全然仕方なくなんかない!!大体、俺そんな眼で見てないし!!普通に見てたし、訊いただけだしッ!!だから何だよその爽やかな笑顔はッ!!」 真弓 「うるさい…」 達二 「ぁ…ぅ…………(凹む)」←真弓さんの言葉にどうも弱いらしい…。 皐月 「で、オチは…?」 達二 「何の…?」 皐月 「この話のオチは…?」 達二 「…無いんじゃ…ない?」 真弓 「駄目な奴…」 達二 「それ…俺じゃないよね…真弓さん…?」 真弓 「(達二を一瞥して)駄目な奴…」 達二 「やっぱり俺なのかッ?!!」 |