皐月 「……な、ななななッ?!!」 達二 「どうしたんだ…?そんな世界が滅亡するような顔して……」 皐月 「見てよ!これ!これッ!!(カレンダーを必死に指す)」 達二 「GWがどうかしたのか…?」 皐月 「よく見てよッ!休みが四日しかないッ!!」 達二 「あ、………本当だ………あ〜、土曜と子供の日が重なってんだな……だから、休みが一日少ないわけだ……」 皐月 「これは陰謀だッ!!これは奴らの陰謀なんだよッ!!…………せっかくの予定がぁ〜…」 達二 「陰謀って……お前……(汗)…仕方ねーだろ?たまたま今年は運が悪かったんだよ…。それにお前、何か予定なんかあったか?」 皐月 「あったよ………一日目でレベル20まで上げて、二日目で35、三日目で41、四日目で47、五日目で50のはずだったのにッ!!!」 達二 「お前は結局それかッ!!」 皐月 「くそ〜…これは何かの陰謀に違いないッ!!」 達二 「陰謀って何だよ……?なんか陰謀って聞くと悪い感じだけど……(苦笑)」 皐月 「それはね…私を部屋にひきこもらせない陰謀だよッ!…くッ……何て卑劣な陰謀なんだ……!!陰謀なんかに負けてたまるかッ!!」 達二 「(――ごめん…皐月。俺もその陰謀には大賛成だ☆――)」 ■GW■ 一日目夜 皐月 「ねぇ…、ウチはこの連休どっか行かないの?」 達二 「そうだな…父さん次第だな…でも、たぶん無理だろうと思うぜ?」 皐月 「えぇ〜、ウチくらいなもんだよー。旅行行ってないの…。雪奈やまゆちゃんもこの休みどっか行くって言ってたし…」 達二 「まぁ、そう言うなって。父さんだって色々仕事で疲れてるだって。休ましてやろうぜ?旅行はまた夏休み行けばいいじゃねーか。な?」 皐月 「でも…お父さん……。『百合子ちゃ〜ん、待っててねぇ!!』……ってさっき家出て行ったよ…」 達二 「あんのぉ糞親父ッ!!」 三日目夜 ■達二自室■ 達二 「良し…これで宿題終わりと…今回は結構量あったんだよなぁ…。休みが少ないわりに………古典もあったし、みんな苦戦してるだろうな…」 ■リビング■ 皐月 「あはは(笑)」 皐月はバラエティー番組を見ながら笑っている。 達二 「皐月…」 皐月 「ん――?」 達二 「お前…宿題終わった…?」 皐月 「宿題?………あ………忘れてた………」 達二 「反応薄ッ!!」 ■皐月自室■ 達二 「で…どこまでやってないんだ…?(呆)……もう、三日目だぞ?」 皐月 「ん――……全部」 達二 「お前やる気なかっただろッ?!!」 四日目朝 ■五十嵐宅■ 皐月 「それでは、お兄ちゃん」 啓介 「宿題写させて」 雪奈 「下さいね☆」 達二 「お前ら結局それかッ!!!」 |